2023年7月6日
先月26日に実施したフェリス女学院大学での講義ですが、ご依頼いただきました佐藤先生より学生の方々から提出された講義の感想をご提供頂きました。
全70名からの感想はどれも嬉しいものでしたが、その中からいくつかご紹介させて頂きます。
環境に配慮を、と叫ばれていることを知りながらも自分の便利さを優先して生活しているということに気づきました。自分ひとりでできることは限られていますが、まずは自分が意識を変えて、買い物をする際にはパッケージや環境への影響を考えたらモノを長く使うといったことで、環境に配慮して実践していくことが大切だと気づきました。(国際交流学部4年)
今回パックエール社の方々のお話を聞いて、いわゆる「パケ買い」という言葉の意味が更に広がったなと感じました。今まではパケ買いという言葉は、「パッケージが可愛い」「目を引くデザイン」などの理由でパッケージをみて商品を選ぶことを大きな意味で指していたと思いますが、今回のように環境に配慮した作りのパッケージが出来たことでそのパッケージであるから買う、という新たな「環境に配慮したパケ買い」ができるようになったと感じました。同じようなデザインであれば、より環境にいいと書いてある方を選ぶ方もかなり多いと思われます。私も実際にスーパーなどで見かけたらそちらを選ぶと思います。今までリサイクルを掲げたパッケージなどは見かけることが多かったですが、もっと工夫をすればよりよい環境作りに貢献することの出来るパッケージをうむことができるということにとても感動しました。素敵な講演をありがとうございました。(文学部3年)
今日のお話を聞き、『脱プラ』が推進されている今、プラスチックの良さを知る機会ができました。プラスチックを悪とし全て紙へと置き換えていくのではなく、紙・プラスチックそれぞれの特色を理解し使いこなしていくことが大切なのではないかと考えました。
レジ袋有料化に関しても、環境問題を配慮した取り組みであると理解しつつも、無料で袋を貰っていた便利さを当たり前に感じ不満を抱いていました。今日のお話を聞き、日常の中にあるプラスチック製品は誰かが工夫を凝らして作ったものであることを理解し、感謝したいと思うようになりました。プラスチックが非難され続けると、プラスチック業界で働く人の仕事が無くなることにもつながると思います。環境にあった工夫を凝らしながら、資源をうまく利用していく社会になっていく必要があると考えました。そのためには企業だけではなく、「捨てる」「再利用する」などの選択をすることのできる消費者の行動も大切だと考えます。 (国際交流学部4年)
地球規模の課題から見れば今回の講義はほんの小さな取組みかも知れませんが、彼女たちの意識変化と行動変容がやがて大きなうねりとなり、やがて課題解決の一助に繋がればいいなと思います。